あなたの肌悩みに医師がお答えします
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頬など顔のたるみは老けて見える原因に!改善できるリフトアップ方法

更新日:2025年11月10日 月曜日

加齢とともに目立つ「顔のたるみ」。たるみによってほうれい線などのしわも気になり、突然老けて見えるようになってしまったと、悩む方も多いのではないでしょうか?

たるみの原因は年齢だけではなく、肌の弾力低下、表情筋の衰え、姿勢の悪さなど多岐にわたります。こうした要因によって進行する「たるみ」は、あなたの見た目年齢を大きく左右します。ここでは、顔のたるみの悩みを解決し、若々しさを取り戻すためのリフトアップ方法を医師が解説。

自宅でできるケアから、高い効果が期待できる美容クリニックの施術まで、あなたに合う対策を見つけるヒントを紹介していきます。

 

※この記事は、美容皮膚科タカミクリニック副院長の山屋 雅美医師が監修しています。

 

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頬など顔にたるみが起こる原因は?
 

頬など顔がたるむ原因は、主に加齢が原因と考えられていますが、皮膚の弾力低下や表情筋の衰え、姿勢の悪さなど、その原因はさまざま。まずは、加齢以外の要因を解説していきます。

 

【1】皮膚の弾力低下

年齢を重ねるにつれて、肌の弾力に関わっている真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少し、衰えていきます。
また、コラーゲンやエラスチンをつくる働きがある線維芽細胞の働きも弱くなります。若い方の肌は、これらが衰えていないため、肌にハリや弾力があり、若々しいのです。

加齢だけではなく、疲労や生活習慣、栄養バランスの偏った食生活なども、肌に栄養成分が行き渡らなくなってしまったり、血行が悪くなってしまったりする影響を与えます。これらによって健康な細胞が生まれず、弾力の低下とたるみの原因となってしまうのです。健康な肌細胞を育むことも肌のリフトアップをおこなうためには、とても大切だと言えるでしょう。

 

【2】表情筋の衰え

年齢を重ねることによって、筋肉も衰えていきます。また、マスクを着ける機会がまだ多い方は、口周りの筋肉を動かさないことが増えるため、より筋肉が衰えやすくなります。顔の肌や脂肪などを支えているのは、表情筋になります。表情筋の筋肉量が減少してしまうと、肌や脂肪を支えることが難しくなってしまい、重力に負けて下へ垂れ下がることでたるみに繋がってしまいます。表情筋へのアプローチもリフトアップでは欠かせないと言えます。

 

【3】姿勢の悪さ

姿勢も重要になります。悪い姿勢はプロポーションが乱れるだけでなく、顔のたるみの原因になります。

例えば猫背で生活することによって、自然と顎が前に突き出た姿勢になります。顎が前に突き出た状態は、頬など顔の重心がそのまま下へかかってしまうため、通常の姿勢に比べて頬など顔に余分な重力がかかってしまい、たるみの原因になってしまうのです。

また、肘をついた姿勢も、顔の歪みが起こりやすくなり、たるみへと繋がります。

 

ここまでに紹介したように、顔のたるみの原因は一つではありません。リフトアップをおこなう際は、これらの要因に対してさまざまなアプローチをする必要があります。

 

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リフトアップでたるみを改善できる顔の部位は?
 

リフトアップをおこなうことでたるみを改善することが可能な顔の部位を紹介します。

 

【1】上まぶた

上まぶたのたるみは、老けて見えるだけでなく、顔全体が暗い印象になってしまいます。さらに、上まぶたのたるみが進行すると、視野が狭く感じられ、物を見やすくするために無意識のうちに目を見開こうとして額の筋肉を使う癖がつき、額のしわが深く刻まれる原因にもなります。
リフトアップによって、上まぶたのたるみを改善することで、若々しく明るい印象を取り戻せるだけでなく、目の開きが自然になり、目の疲れの軽減や額のしわの予防にもつながります。

 

【2】頬

頬がたるむとブルドッグのようになってしまったり、ほうれい線がくっきり目立つようになってしまったりと、実年齢より老けて見える原因になります。頬のたるみをリフトアップによって解消すると、ぐっと若返ったように見えます。

 

【3】顎

顎はたるむと二重顎の原因になります。太っていないのに太って見られたり、実年齢より老けて見られたりします。顎のたるみをリフトアップによって解消することは、見た目印象の悩みを解消させることに繋がります。

 

【4】首

首は年齢のサインが出やすい部位の一つで、加齢や皮膚のハリ低下によってたるみが目立ちやすくなります。たるみが進行すると皮膚に深い溝や折り目が生じ、首のしわとして現れます。さらに、首のたるみが強くなるとフェイスラインまで緩みが広がり、顔全体が老けた印象に見えてしまうこともあります。
首元をリフトアップしてたるみを引き締めることで、首のしわの軽減はもちろん、輪郭もすっきり整い、若々しい印象を取り戻すことができます。

 

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自宅でできる頬など顔のたるみを解消・予防する方法とは?
 

それでは、自宅でできる顔のたるみを方法を紹介していきます。
顔のたるみは40代・50代・60代だけではありません。20代・30代の方にもおすすめです。毎日の習慣としておこなっていただくことで、たるみが解消されるだけでなく予防にもなります。

 

【1】保湿ケアによる肌の弾力アップ

紫外線ダメージや加齢などによる肌細胞の衰えは肌の弾力低下を引き起こし、たるみに繋がります。肌細胞の健康を保つために必要な成分を肌に補うケアもリフトアップの方法の一つです。

肌のうるおいや弾力に欠かせないNMF(天然保湿因子)と、細胞間脂質の主成分であるセラミドが高配合されている美容液や化粧水を使い、肌の内部をきちんと保湿しましょう。化粧水や美容液などの化粧品に、セラミドなどの有効成分が多く含まれているものを毎日のスキンケアに意識的にプラスしていくことがポイントです。

また、スキンケアによる外側からのケアとあわせて、肌が必要とする栄養を積極的に補い、体の内側からアプローチすることも大切です。肌の構成成分であるタンパク質やアミノ酸、ビタミン、コラーゲンが豊富に含まれている食べ物を積極的に食事に取り入れていきましょう。外食が多い方や偏食しがちな方は、栄養の補助としてのサプリメントを活用して、不足している栄養を補給するよう心掛けてください。これによって、健康な肌細胞が育まれ肌に弾力とハリが生まれてリフトアップ効果を高めます。

 

【2】表情筋トレーニングで顔の筋肉を動かす

表情筋トレーニングで顔の筋肉を動かことも、リフトアップ方法の一つです。

人によって顔の筋肉の使い方には癖があり、普段あまり使われない筋肉は衰えていきます。また加齢によっても表情筋は劣化していきます。顔の筋肉が衰えるとたるみに繋がりますので、表情筋トレーニングで顔を意図的に動かし顔の筋肉を鍛えることで、リフトアップ効果を得ることができます。

ただし、ご自身で表情筋トレーニングをする場合は、気になる部位の筋肉だけを動かすことは難しく、間違ったトレーニングが新たなしわをつくる原因となる可能性も考えられます。ご自身でおこなう場合は、トレーニング中に余計なしわが入っていないか鏡でチェックしながらおこない、トレーニングをやりすぎないことが大切です。

 

【3】美顔器やグッズを利用する

たるみ解消を目指す便利グッズや機器などがたくさん販売されています。マッサージ効果のある美顔ローラーや超音波美顔器などです。

中には、リフトアップ用のマスクやポスポスなどのフェイスポインターも人気ですが、これらのマッサージ機器やグッズなどは、あまりリフトアップの効果が感じられないケースや、効果が薄いという場合もあるでしょう。また、間違った使い方によってはたるみを悪化させてしまう可能性があるので、注意が必要です。自分に合った機器を見つけ、メーカー推奨の正しい使用方法でケアを行いましょう。

 

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頬など顔のたるみ改善に即効性を求めたいなら、美容医療でのリフトアップ施術
 

ご自身での顔のたるみ対策では限界があるでしょう。「顔のたるみに一番効果があるのは?」「即効性の高い改善方法は?」と、高い効果を期待される方には、美容医療という選択肢があります。

美容クリニックでは、医学的にアプローチしていくため、かなり高い効果が期待できます。施術もさまざまあり、メスを使用する手術的な方法やメスを使用しない施術、マシンを使って施術する方法もあります。コストも高額なものから低額のもの、ダウンタイムを伴うもの伴わないもの、効果が続く期間の長短などの違いがありますので、医師としっかり相談ができるクリニックを選びましょう。

ここでは、代表的なリフトアップの施術をご紹介します。

 

【1】切るリフトアップ方法:フェイスリフト

美容皮膚科タカミクリニックは「メスを一切使わない美容皮膚科」なのでおこなっておりませんが、美容整形外科でおこなわれている施術になります。メスを入れてしわやたるみの原因となっている余った皮膚を切除し、緩んだ筋肉を持ち上げ縫合する、たるみ解消を目的としたリフトアップ術です。

この方法は効果が高く持続期間が長い反面、大がかりな手術となるため痛みやダウンタイムが発生し、傷が残ります。また、高度な技術が要求されるため失敗してしまうと、こめかみ部分や髪の毛の生え際が不自然になってしまうことがあるというリスクがあります。病院選びは慎重におこない、信頼できる医師を見つけましょう。

 

【2】糸で引き上げるリフトアップ方法:スレッドリフト

メスを使わずに糸を用いてたるんだ部分を引き上げていくことによって、リフトアップをおこなう方法です。傷跡が残ることもなく、ダウンタイムも短い点が特長です。リフトアップに使用される糸は、外科手術に使用される医療用の縫合糸で数か月~数年すると体内で溶けるものと、溶けないものの2種類がありますが、最近では溶ける糸が主流となっています。メスを使わない分、安全性が高い方法です。

 

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【3】超音波や高周波、レーザーなどマシンによるリフトアップ方法:HIFU治療(ハイフ)サーマクールフラクショナルレーザー治療

肌に超音波や高周波、レーザーなどを照射してリフトアップをしていく方法です。

HIFU治療(ハイフ)

「HIFU治療(ハイフ)」は、高密度焦点式超音波を用いた治療です。真皮層・脂肪層・筋膜といった肌の複数の層に対して、熱エネルギーを与えることで、皮膚を再生させ老化を予防し、たるみの改善する治療です。肌が引き締まり小顔効果も期待できるため特に人気があります。

 

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サーマクール

「サーマクール」は、高周波による熱作用でコラーゲン繊維を収縮させ“皮膚を引き締めるタイトニング効果”と、熱による刺激で肌細胞が活性化し、コラーゲン生成が促進されて“肌にハリと弾力が生まれる効果”によりたるみを解消します。

 

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フラクショナルレーザー治療

「フラクショナルレーザー治療」は、高出力のレーザーを肌に照射し、目に見えない小な孔(傷)を開けることにより、肌組織の再構築を促しコラーゲンを増生させます。この肌再生効果によって肌にハリがもたらされます。

 

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【4】ヒアルロン酸や各種ビタミンなどを注入するリフトアップ方法:水光注射

「水光注射」は、加齢とともに失われていくヒアルロン酸や各種ビタミン、アミノ酸などの成分を専用のマシンによって肌にダイレクトに注入する方法です。真皮のコラーゲン密度を高める薬剤の効果に加え、創傷治療による肌再生、コラーゲン増生効果があり、これらによりリフトアップ効果が期待できます。リフトアップ効果だけでなく、肌の透明感やハリ感を上げることができます。もっとも、効果が持続できる期間は永久的ではありません。ただし、自宅でのマッサージなどのセルフケアだけではなかなか効果が見られなかった方にとっては、即効性があり有効的な方法です。

 

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【5】脂肪の除去と皮膚の引き締めによるリフトアップ方法:脂肪溶解輪郭注射

頬の余分な脂肪はほうれい線を招く原因になります。「脂肪溶解輪郭注射」は、植物・海草由来のメディカルハーブを使用し、脂肪代謝の促進と皮膚の引き締める作用があります。この2つの作用によってリフトアップ効果が期待できます。注入後の腫れや痛みがほとんどなくダウンタイムの少ない治療です。脂肪によるたるみが目立つ頬下部や顎下におすすめです。

 

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【6】医療用エステ機器によるリフトアップ方法:EMS顔筋リフトプライムX[小顔ウルトラ]

痛みやダウンタイムなどが全くなくリラックスして受けられるリフトアップ施術に「医療エステ」があります。

EMS顔筋リフト

「EMS顔筋リフト」は、表情筋を電気の力で効率的に鍛えて引き締める治療です。鍛える必要のある表情筋を狙ってトレーニングできるため、自分で筋肉トレーニングや筋肉マッサージするよりも効率よく鍛えることができます。余計なしわをつくることもなく、自然なリフトアップが可能です。

 

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プライムX[小顔ウルトラ]

「プライムX[小顔ウルトラ]」は、超音波と高周波のWのアプローチで、顔の脂肪を減少させつつ、同時に皮膚のたるみをタイトニングすることができる小顔治療です。痛みやダウンタイムがなく、施術後すぐにメイクも可能です。
頬や顎下のたるみをリフトアップしたい方、フェイスラインを美しく整えたい方、痛くない小顔・顔やせ治療を受けたい方におすすめの施術です。

 

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「医療エステ」は、定期的に継続することでたるみを予防しつつリフトアップ効果をもたらします。そのため、ライフスタイルに組み入れて定期的に受けることをおすすめしています。

 

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まとめ
 

「老けて見える」と悩む顔のたるみは、加齢だけではなく、皮膚の弾力低下、表情筋の衰え、姿勢の悪さなど複数の要因で進行します。このたるみへの対策として、保湿や表情筋トレーニングといった自宅ケアから、医療に基づいたリフトアップ施術まで紹介しました。

毎日の積み重ねで改善は見込めますが、日常のケアで限界を感じたり、より確実なリフトアップ効果を求める方は、豊富な選択肢を持つ美容皮膚科の治療を検討することをおすすめします。

美容皮膚科タカミクリニックでは、患者様一人ひとりの顔のたるみの原因や進行度を見極め、切らない治療を中心とした適切な治療プランをご提案しています。見た目年齢を左右するたるみの悩みは、経験豊富な医師にご相談いただくことが、若々しいハリを取り戻す一番の近道になることでしょう。

 

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