背中ニキビの原因とおすすめの治し方・予防法について
更新日:2025年11月11日 火曜日
「背中の開いた服を着てオシャレをしたいけど、ブツブツとした背中のニキビが気になって…」
顔にできるニキビと違って自分では見えにくい背中ニキビ。「さあオシャレをしよう!」と思って服を着たとき、背中に赤ニキビがあることに気づいてしまうことも珍しくありません。
気づきにくく治りにくい、高校生でも大人でもできやすい背中ニキビ。「急にできた背中の吹き出物を今すぐなくしたい」、「背中のひどいニキビが長年コンプレックス」、「繰り返す背中のニキビが治らない」、「背中のニキビ跡を治したい」など、背中ニキビの悩みを解決して、自信を持って肌を見せたい方は、専門の治療をおこなっている医療機関を受診することをおすすめします。
ここでは、背中のニキビやニキビ跡を効果的に治すための原因と予防法を解説。繰り返す背中ニキビの根本的な解決策から、今すぐ実践できるケア方法まで、医師の監修のもと、あなたが理想の背中を手に入れるための具体的な道筋を紹介してきます。
※この記事は、美容皮膚科タカミクリニック副院長の山屋 雅美医師が監修しています。
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背中ニキビの原因は?なぜできるの?

背中ニキビが発生したり、悪化してしまう原因はさまざまです。まずは、背中にニキビができる理由、悪化させる要因を、直接的な原因と間接的な原因に分けて解説していきます。
背中ニキビの直接的な原因
背中ニキビができる直接的な原因は、大きく4つあります。
①角質による毛穴の塞がり
本来自然と剥がれ落ちるはずの古い角質が肌表面に残り角質層の厚みが増すことを「角質肥厚」と言います。毛穴周囲の皮膚の角質が厚くなると、毛穴の出口が硬く塞がれ、皮脂が排泄できなくなり、ニキビのはじまりである面ぽう(白ニキビ)ができやすい環境になります。
角質肥厚の主な原因は、紫外線や乾燥です。私たちの皮膚には、異物の侵入を防ぐ防御反応が備わっており、紫外線を浴びると、肌内部を守るために角質が厚くなります。また、肌の乾燥はターンオーバーを乱し、角質肥厚を引き起こします。
背中の場合、紫外線や乾燥に加えて、毛穴詰まりを招く角質肥厚の原因に、衣類や下着の摩擦による刺激も影響していることも少なくありません。また、体の内側の要因としては、角質を厚くする作用がある男性ホルモン(アンドロゲン)のはたらきが影響しています。男性ホルモン(アンドロゲン)は、男女問わず、女性にも存在する性ホルモンです。
②皮脂の過剰分泌
背中のニキビも顔にできるニキビと同様で、皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されると、排出しきれずに毛穴に詰まり、ニキビの初期段階である白ニキビが発生します。
背中は、胸やデコルテ・首と同じく、体のほかの部位に比べて「脂腺性毛包」という種類の毛穴が多く集まっているため、顔のTゾーンと同じく皮脂分泌が多いのが特徴です。
ニキビの原因となる皮脂の分泌にも、男性ホルモンが大きく影響しています。男性ホルモンには、角質を厚くする作用に加えて、皮脂腺を刺激し皮脂の分泌を増やす作用があります。一般的に男性ホルモンの量が多い男性の方が、女性よりも重症ニキビになりやすいと考えられています。
10代の思春期にニキビができやすいのは、男性でも女性でも、思春期が人生で最も多く性ホルモンが分泌される時期であるという理由です。また、女性が生理前になるとニキビができやすくなるのも、ホルモンバランスの変化による皮脂増加が関係しています。20代や30代・40代で、ストレスを抱えたり、睡眠不足が続いたりなど、不規則な生活を送っている方も、ホルモンバランスの崩れから皮脂が増加し、ニキビができやすくなります。
③原因菌の増殖
ニキビの原因菌であるアクネ菌が、面ぽう(白ニキビ)の中で増殖すると、炎症が起こり赤ニキビに進行します。
酸素を嫌う性質を持つアクネ菌にとって、毛穴の出口が塞がって栄養分となる皮脂が溜まった面ぽうは、とても快適な環境です。常在菌であるアクネ菌は、誰の肌にでも生息し、本来皮膚を健康な状態に保つ役割を果たしています。しかし、酸素を嫌い、栄養となる皮脂が詰まった面ぽうという快適な環境のなかで、皮脂を餌にアクネ菌が増殖、炎症を引き起こす物質を産生し、炎症を持つ赤ニキビへと進行していきます。
背中ニキビの間接的な原因
①過剰なストレス
ストレスも背中ニキビを引き起こしてしまう原因となります。
人間は不安や怒りなどの心理的ストレスを感じると、体の調子を整える「自律神経」がバランスを崩してしまいます。自律神経のバランスが崩れると、体内の男性ホルモンの感受性が高まり、皮脂が過剰分泌してしまうため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが引き起こされるのです。
職場や学校での人間関係がうまくいっていない、仕事の過度なプレッシャーなど、心理的ストレスが多い環境では、背中ニキビの悪化につながるので、ストレスを溜め込まないよう、適度なストレス発散が大切です。
②睡眠不足
成長ホルモンが一日で最も多く分泌されるのは睡眠中です。成長ホルモンは傷ついた細胞や組織を修復し再生する働きがあります。睡眠が十分にとれていると、肌の新陳代謝も活発となり、健やかな肌を保ちやすくなります。
逆に、睡眠不足や夜更かしが続くと、肌あれやニキビなど肌トラブルを引き起こしたり、悪化させる要因となります。睡眠不足の自覚のある方は、背中ニキビを早く治すためにも、睡眠時間をきちんと確保し、リラックスして深い眠りにつけるよう工夫をしてみください。
③衣類や下着による蒸れや摩擦による刺激
背中は汗腺が豊富で汗をかきやすく、顔と違ってこまめに洗浄したり、清潔に保つのが難しい場所です。また背中は顔と違い、常に衣類に包まれているため通気が悪く汗で蒸れやすいことや、衣類や下着の摩擦による刺激によって、背中ニキビが発生しやすいだけでなく、悪化もしやすいと言えます。対策として、肌にやさしく通気性や吸水性に優れた素材の下着を意識して選ぶことをおすすめします。また、使っている衣類用洗剤や柔軟剤が肌に合っていない場合も、肌はストレスを感じてしまうので気をつけましょう。
④間違った洗い方やすすぎ方
背中を清潔に保とうとするあまり、ゴシゴシと強く洗いすぎることは逆効果です。肌への摩擦が刺激となり、背中ニキビを引き起こす原因となります。また、ボディソープやシャンプー、リンスのすすぎ残しも毛穴を詰まらせ、背中のニキビ発生につながります。
対策としては、体を洗うときはナイロンタオルを使わずに、ボディソープや石鹸をよく泡立てて手のひらに取り、優しく洗いましょう。背中に手が届きにくい場合は、肌触りが優しいタオルを使うなど、極力肌に刺激を与えないよう注意してください。洗い流すときは背中に洗浄剤やシャンプー、リンスが残らないようにきちんと洗い流すように気をつけましょう。
⑤体質、遺伝
「同じお手入れをしているはずなのに、あの人と自分では全然肌の質が違う」と思うことはありませんか?毛穴が詰まりやすい方、皮脂分泌が多い方など、元から背中にニキビができやすい「体質(=遺伝)」の方はいます。
ただし、肌質を決める体質は、遺伝に関係している部分はあるものの、その影響は100%ではなく、日頃の生活習慣やスキンケア方法を改善することで、変えていくことが可能です。
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背中ニキビの種類とは?実はカビかも!?

背中にできるニキビも、顔のニキビ同様、医学的に尋常性ざ創(じんじょうせいざそう)という皮膚疾患で、ニキビの状態によっていくつかの種類に分けられます。
白ニキビ(閉鎖面皰)

詰まった毛穴に皮脂が溜まって芯のようになり、白っぽく見えるニキビでコメドまたは面ぽうと言われる状態です。初期の状態で炎症はまだありませんが、放置するとアクネ菌が増殖し炎症を伴う赤ニキビに進行していきます。
黒ニキビ(開放面皰)

白ニキビを放置していると、それまで塞がっていた毛穴の出口が開き、皮脂や老廃物のかたまりが皮膚の表面に出てくることがあります。黒ニキビは、これらが空気に触れることで酸化し、黒っぽく見えている状態です。黒ニキビの段階では、まだ炎症はありません。
赤ニキビ(赤色丘疹)

白ニキビが進行し、赤く盛り上がった状態のニキビです。毛穴に溜まった皮脂を栄養にしてアクネ菌が増殖し、炎症を起こしています。
黄ニキビ(膿疱)

赤ニキビの炎症が悪化し、膿(うみ)が発生してしまったニキビです。膿で黄色く見えるため黄ニキビと言われます。炎症によるダメージが大きく、ニキビが治った後に肌に跡が残ってしまうリスクが高いニキビです。
ニキビ跡(赤み・色素沈着・凹み・クレーターなど)
炎症を起こしたニキビの場合、炎症がおさまりニキビが治った後に「ニキビ跡」が残ります。ニキビ跡の症状は、「赤み」「色素沈着」「凹み」「クレーター」「しこり」などさまざまです。
赤みや色素沈着の場合、時間の経過とともに自然と消えていくことも多いですが、凹みやクレーター状のニキビ跡が残ってしまった場合は、時間がたっても消えずに残ってしまうことがほとんどです。
特に背中の場合は、顔に比べてターンオーバーが遅いため、色素沈着が残りやすい傾向が見られます。また、色素沈着などのニキビ跡が残っても自分では気づかないことが多く、気づいたとしてもニキビ跡の色素沈着を市販の化粧品や薬で消すことは難しくなっています。
背中ニキビと間違いやすい症状
マラセチア毛包炎
背中や肩・デコルテに数ミリ程度の赤いポツポツが広範囲に広がる場合、実はニキビではなく、「マラセチア」という真菌(カビ)が原因の「マラセチア毛包炎」の可能性があります。背中は「マラセチア毛包炎」が起こりやすい部位です。
ニキビもマラセチア毛包炎も毛穴に一致して発生し、症状も似ているため間違われやすいのですが、ニキビ(尋常性ざ創)の原因菌が細菌のアクネ菌であるのに対し、マラセチア毛包炎は、マラセチアという真菌(カビ)によって起こります。
アクネ菌もマラセチアも、誰の肌にも広く存在する常在菌なのですが、背中やデコルテなど体には顔よりもマラセチアが多いと言われています。また、マラセチアは皮脂と高温多湿を好むため、衣類で蒸れやすい背中は活発に繁殖しやすい部位であり、特に汗をかく春から夏に増殖しやすい特徴があります。
マラセチア毛包炎になると市販のニキビ薬では治療できません。患部も症状も似ていますが、ニキビとは対策や治療方法が異なります。また、マラセチアによる毛包炎は、アクネ菌よるニキビよりも「かゆみ」や「痛み」といった症状が出にくいため、気づかれにくい理由の一つになっています。
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背中ニキビのケアと予防法

背中ニキビは「なってから治す」よりも「日頃からならないように気をつけること」が大切です。毎日のケアを工夫することで、背中ニキビを防ぐことができるので、しっかりお手入れしていきましょう!
【1】お風呂の入り方を工夫する
①髪は前に下ろして洗う
髪を洗うときに、髪を後ろに垂らしていると、どうしても背中の毛穴にシャンプーやコンディショナー、トリートメントが詰まってしまうことがあります。髪は前に下ろして洗うと良いでしょう。
②入浴時は上から洗う
入浴時は、体の上から(洗髪→洗顔→上半身→下半身)順番に洗うようにしてください。体の上から洗うことによって、洗い残しによる毛穴の詰まりを防ぐことができます。
③肌は優しく洗う
垢すりタオルを使って古い角質を落とす方法もありますが、炎症を起こしている赤いタイプのニキビには逆効果です。また、汚れをしっかりと落とすためにナイロンタオルやブラシを使ってゴシゴシ擦って洗うと、ニキビを潰すことになったり、角質層を傷めて毛穴の詰まりや背中ニキビの悪化につながります。肌を傷つけないように、たっぷり泡立てたボディソープを手に取り優しく洗いましょう。洗浄力が高すぎるボディソープは、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥を招き、皮脂の分泌を増やすことに繋がります。スクラブもおすすめできません。うるおいを残して汚れを落とす肌に優しい洗浄剤を選びましょう。
④お湯の温度は38℃~39℃で
お湯の温度が高すぎると、皮脂が落ちすぎて肌が乾燥し、皮脂分泌が増えることがあります。また、交感神経が刺激されて、体が興奮してしまいます。38℃~39℃ぐらいの適温で体をリラックスさせることによって、肌の調子を左右する自律神経のバランスを整えることができるでしょう。
【2】化粧水ケアをする
化粧水を使ったスキンケアで肌を保湿することも効果的です。化粧水に使われている美容効果のあるおすすめのスキンケア成分をご紹介しますので、化粧水選びの参考にしてみてください。
①ビタミンC誘導体
美容効果のあるビタミンCは、直接塗ってもほとんど肌には届きません。そのビタミンCを肌に浸透しやすいように改良したのがビタミンC誘導体です。ビタミンCは皮脂の抑制、ニキビの炎症抑制、ニキビ跡の色みの改善など、ニキビとニキビ跡に対して効果が期待できます。
②イソフラボン
イソフラボンは、女性ホルモンに似た働き(エストロゲン様作用)を持つ成分です。エストロゲンには、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し肌を健やかに保つ働きがあるため、イソフラボンも同様に肌の調子を整えてくれます。
③パントテン酸
肌のターンオーバーをサポートしてくれます。
④トコフェロール
ビタミンEの別名で、皮脂に対する抗酸化作用があり、ニキビを予防してくれます。
⑤フラーレン
肌のバリア機能を上昇させつつ、ニキビの炎症の元となる活性酸素を除去してくれます。
タカミクリニックでは、背中だけでなくさまざま々なニキビを治す上でスキンケアが重要な役割を担っていると考えています。より早くニキビを治したい方、ニキビを繰り返さないようにケアしていきたい方には、ニキビ・皮脂トラブルに焦点を当てて開発したタカミクリニックオリジナルの院内処方コスメを推奨しています。
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【3】美容効果のある食べ物を積極的に摂る
食事からも肌に良い栄養素を含む食べ物を積極的に摂るようにしましょう。
- ・ビタミンA:ほうれん草、のり、鳥レバーなど
- ・ビタミンB群:レバー類、にんにく、マグロ、ゴマ、卵黄など
- ・ビタミンC:ブロッコリー、水菜、パプリカ、柑橘類など
- ・ビタミンE:レバー類、魚肉ソーセージなど
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背中ニキビにおすすめの治し方

軽度の背中ニキビであれば、生活習慣を改善して毎日のスキンケアを怠らなければ、徐々に改善していくでしょう。
セルフケアでは治らない場合や、1ヵ月以上症状がおさまらなかったり、悪化しているようであれば、医療機関での治療や薬による背中ニキビの対処方法が効果的です。ここでは、背中ニキビを早く治すおすすめの方法をご紹介します。
【1】市販薬での背中ニキビの治し方
薬局では、ニキビ用の市販薬を手に入れることができます。角質を柔らかくする成分を配合した製品や、アクネ菌の殺菌効果がある成分を配合した製品などさまざまな製品があり、皮膚科にすぐに行けない場合には、とても役立つ存在です。
しかし、市販薬では背中ニキビがよくならなかったという方も多く、特に背中のポツポツがニキビではなくマラセチア毛包炎だった場合は、市販のニキビ薬では効果がありません。
皮膚科や美容皮膚科などの医療機関では、医師が背中ニキビの症状を診て、一人ひとりに合った薬を処方してくれますので、背中ニキビをしっかりと治したい方は、早めにニキビを専門とする医師がいる医療機関に相談することをおすすめします。
【2】美容皮膚科や皮膚科での背中ニキビを治す方法
①外用薬治療
皮膚科でのニキビ治療において、基本となるのは塗り薬です。
塗り薬には、毛穴の詰まりを改善する薬、炎症を抑える薬、菌の繁殖を抑える薬などがあります。一般皮膚科の場合、症状に合わせて保険適用内の外用薬が処方されます。ただし、使える薬の種類には限りがあります。
一方、美容皮膚科では、保険適用外の多くの外用薬が使用できます。タカミクリニックのような一部のクリニックでは、独自に開発した治療薬を処方しているため、より専門的なニキビ治療を受けることができます。医師が患者様の症状と肌質を見極めて薬を処方しますので、担当医と相談しながら使用しましょう。タカミクリニックでは開院当初から、「化粧品感覚で簡単に使えて、肌にしっかり効くニキビ薬」を追求し開発・改良を続けています。背中専用のニキビ治療薬など豊富な種類の薬の中から一人ひとりに合った薬を処方しています。
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②ケミカルピーリング
皮膚表面の厚くなった不要な角質を専用の薬剤を使って柔らかくすることによって、肌のターンオーバー機能を整え背中のニキビを治す方法です。
ピーリングは治療効果も高い反面、肌に与える負担が大きい治療法のため、必ず専門の医療機関で受けるようにしてください。医師の診断のもと、症状や肌質に合った濃度や作用時間でおこなえば、とても効果のある治療です。
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③イオン導入
微弱な電流によって、ビタミンC誘導体やビタミンCE誘導体、抗男性ホルモン薬などニキビに効果のある成分を塗るだけよりも、約100倍近く肌深部に浸透させ、背中ニキビを改善したり、ニキビができにくい肌質に改善する治療法です。
クリニックによって導入する成分が異なりますので、導入する成分がどのようなものなのか確認しておくと良いでしょう。イオン導入は、気になる部分の隅々まで丁寧に有効成分を浸透させることができますので、自分ではケアしにくい背中のニキビにお悩みの方には特におすすめしたい施術です。
タカミクリニックでは、抗男性ホルモン薬や有効成分を配合したオリジナル導入液をオリジナル開発のイオン導入器を用いて肌の真皮層に導入。肌に負担をかけずに導入液の浸透力をより高めています。
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④LED治療
医療用の高輝度LEDを背中に照射し、光エネルギーを皮膚深部まで到達させる治療です。アクネ菌の増殖を抑える作用のほか炎症の鎮静、赤みの軽減などさまざまな作用によって、ニキビを予防・改善していきます。ニキビ跡の赤みや色素沈着の改善にも効果があります。照射中は、じんわりと温かい感覚で痛みはありません。
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⑤点滴治療(美容点滴)
肌の状態を美しく保つ効果のあるビタミンC、ビタミンB群などを点滴で体内に取り入れる治療法です。
これは「ニキビそのものを治す方法」というよりも「ニキビのできにくい肌づくりをサポートする方法」といった位置づけとなります。
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⑥ホルモン治療
ホルモン治療は、アンドロゲン(男性ホルモンや黄体ホルモン)の働きを抑える作用のある飲み薬を使っておこないます。アンドロゲンには、皮脂を過剰産生させたり、角質を厚くして毛穴を詰まらせるの働きがありますので、この働きを飲み薬で抑えることで背中のニキビを改善していくことができます。有効な治療法ではありますが、難易度が高く、服用時の注意点も多くありますので、専門的に治療をおこなっているクリニック以外で受けるのはおすすめできません。
⑦漢方薬治療
漢方には炎症を抑えたり、血流を良くしたり、ホルモンバランスを整えたりする効果がありますが、時間がかかることや漢方だけでニキビが消える可能性はほぼありません。あくまで「治療のサポート」として、補助的な役割で活用するようにしてください。
背中ニキビの治療法は、胸やデコルテ、首など体のいろいろな場所にできるニキビにも共通して効果のある対処法です。エステサロンでも、イオン導入やケミカルピーリングを受けることができますが、医療機関でないため、効果的な薬剤や医療機器は使用できません。ピーリング剤も使用できる種類や濃度に制限があるので、背中ニキビを早く治したいのであれば、医療機関での施術をおすすめします。また、一般皮膚科では受けられる施術が限られているため、ケミカルピーリングやイオン導入、LED治療などの施術を受けたい場合、美容皮膚科への受診が必要となります。美容皮膚科でおこなっている治療メニューについての詳細はこちらからご覧ください。
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薬と施術を併用して、「より早く」「よりキレイに」背中ニキビを治したいなら、美容皮膚科などの医療機関での受診がおすすめです。
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背中にできたニキビ跡のタイプ別の治し方
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背中のニキビ跡にもさまざまはタイプがあり、それぞれに適した治療法があります。そのため、ご自身に合った適切な治療法を医師とともに選ぶことが大切です。
また、治療をおこなっても、症状によっては完全に治すことが難しい場合もありますので、注意してください。
【1】炎症による赤みタイプの背中ニキビ跡
炎症によって赤みが残ってしまったタイプには、レーザー治療や光治療が効果的です。タカミクリニックでは、VビームⅡ(ロングパルスダイレーザー)によるニキビ跡治療「ニキビ跡の赤み専用レーザー」によるニキビ跡の赤み治療をおこなっております。
ニキビ跡の赤み専用レーザー(VビームⅡ)
主に赤い色素に吸収される波長595nmのレーザー光を肌に照射し、赤みの原因であるヘモグロビンにアプローチすることで、ニキビ跡の赤みを改善する治療です。肌のハリや弾力の向上など、美肌効果も期待できます。シネロン・キャンデラ社製のVビームⅡを使用します。
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【2】色素沈着タイプの背中ニキビ跡
色素沈着してしまったタイプには、「ケミカルピーリング+イオン導入」や「メソフェイシャル」などを組み合わせておこなうのが効果的です。
ケミカルピーリング+イオン導入
ケミカルピーリングで肌のターンオーバーを促進し、イオン導入で美白成分や抗炎症成分を肌の奥まで届けることで、ニキビ跡の赤みや色素沈着の改善に効果的です。この組み合わせにより、イオン導入の効果も高められます。
タカミクリニックでは、赤みや色素沈着などニキビ跡の色み改善に効果のあるビタミンCE誘導体や抗男性ホルモン薬、トラネキサム酸が配合されたオリジナルの導入液を使用しています。
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メソフェイシャル
特殊な技術「エレクトロポレーション」を用いた導入治療で、肌の深部まで有効成分を届けることが可能です。イオン導入と比べて浸透力は約20倍~70倍あり、さまざまな成分を肌に導入できます。
タカミクリニックでは、メラニン生成を抑制して色素沈着を改善するビタミンC誘導体のほか、コラーゲン合成の促進や肌の修復、ターンオーバーの正常化に効果的なアミノ酸やヒアルロン酸などを贅沢に配合した、オリジナルの導入剤を使用しています。
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まとめ
「見えないから」と放置しがちな背中ニキビは、日々の摩擦や間違ったケア、生活習慣の乱れ、さらにはストレスや遺伝が原因で発生、悪化することも。規則正しい生活を心掛けるとともに、日頃のセルフケアにも気を配り、予防していきましょう。
背中ニキビは、実はマラセチア毛包炎というニキビとは別の皮膚炎の可能性もあります。症状が改善されない、早めに治したい場合は、クリニックを受診して適切な治療を受けるようにしてください。
美容皮膚科タカミクリニックでは、これらの多岐にわたる原因を根本から見極め、一人ひとりの状態に合わせた効果的な治療法と予防策をご提案しています。繰り返す背中ニキビや、諦めていたニキビ跡にお悩みの方も、正しい知識と専門的なケアで、自信を持って肌を見せられる美しい背中を取り戻しましょう。
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