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頂上 いただき

[対談]院長高見洋が語るヒアルロン酸注入
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注入の際にこだわるポイント。
「自然な仕上がり」
「昔の顔つきに戻す」
復顔術のような独自の注入法。

高見一言でいうなら、バレないくらいの自然な仕上がりです。復顔術、と言ってもいいかな。昔の、若かったころの顔つきに戻すという感じですね。先ほどもお話したように、ご本人さえも前の顔がどうだったかは覚えてないものなので(笑)、ビフォアの写真をお見せして初めて「ああ、そうだったわ」と思い出される患者様も多いくらいです。僕が目指しているのは、毎日会う友達に「ここが変わったね!」とあからさまに言われる仕上がりでなく、「なんとなく印象が違うね。キレイになったね」と言われるデザイン。でも、久しぶりの同窓会であった友人には「昔とまったく印象が変わらないね」と言われるデザインなんです。1人だけ若々しい。それには輪郭とか顔つき全体の印象が決め手になってくるんですけど、皆さんわりとそのあたりには興味がなくて(笑)、顔の内側にあるシワや凹みだけで勝負しようとする傾向にあります。でも実際は輪郭がガタガタだと若くは見えないんですよ。

前田なるほど。だから、本人の希望だけをそのまま聞くのではなく、院長の提案がポイントになるわけですね。

高見そう思ってもらえると嬉しいです(笑)。だから、しっかり向き合って話もするし、最初に行う施術できちんと患者様の心を掴むことにも留意する。じゃあ次はどうするか、というのを長いお付き合いで関わっていけたらと思いますから。

前田ちなみに、今、クリニックのヒアルロン酸注入は、どのくらいの予約待ち状況なんですか?

高見ありがたいことに、現在は初診で約1ヵ月待ちです。先の予約を入れておきつつ、「今日なら行けるのでキャンセル待ちします!」と、近くで待機してくださる方までいらっしゃるんです。

前田わぁ!すごいですね。1日に何十人も流れ作業的に診察や処置をする他のクリニックとはわけが違って、診察やイメージの擦り合わせだけでもかなり時間がかかりそうだから、それくらい待つことになるのか~。

高見“患者様の人生を変える”わけですから、簡単に済ませては絶対にダメなんです。「一緒に頑張っていきましょう」という気持ちで接していかないと。

前田普通の先生はそこまで関わらないですよ。クリニックに行って、自分が気になる場所を伝えて、そこにヒアルロン酸を打ってもらって、おしまい。それが通常のシナリオだと思いますよ。

高見僕は「その人の人生に一生付き合っていくんだ」くらいの使命を感じていますよ。患者様にとっては、それくらい重要なことだから。

前田院長のエネルギーの使い方や考え方そのものが、タカミクリニック=美のかかりつけ、というコンセプトや美の理念に繋がるわけですね。施術を受ける側からしても、「一生付き合ってもらえる」「安心して自分の顔の歴史を任せられる」というクリニックがあることは、とても嬉しいことだと思います。

高見僕も覚悟はできていますから(笑)。何年もお金を貯めていらっしゃる方も多いので、その期待にもしっかり応えていかないと。

緻密なデザインが必要だから、
現時点で最も適切な注入剤として
ヒアルロン酸をチョイス。

前田ひとつお伺いしたかったのですが、院長が注入の溶剤にヒアルロン酸を選んでいる理由、というのは何かあるんですか?一時は自分の血液から採取した血小板を注入するPRP皮膚再生療法なども流行りましたが。

高見おっしゃるようにPRPは「ヒアルロン酸がダメだから、それよりも優れたPRPを使いましょう」と比較されていたことがありました。例えばよく言われたのが「アレルギーの問題がある」「長期間持続しない」という2点。ヒアルロン酸は世界的にも実績があって、僕自身も7万件以上の治療を行っていますが、アレルギーが起こるケースはほとんどありません。持ちに関しても、今回の対談でハッキリしたかと思いますが、半年~1年で消えることはなく、5年、10年という長期間に渡って効果が持続します。もうひとつ、PRPよりヒアルロン酸が確実に優っているポイントが「分解できる」ということなんです。

前田私も昔体験取材をしたことがありますが、何らメリットを感じませんでしたね。どこに打ったのかさえ覚えてないという(笑)。何も変化がなかったので、完全に記憶から消えていました。

高見PRPは血小板に含まれる創傷治癒や組織再生の働きに注目した治療法ですが、シワやたるみのあるところに注入することで、血小板に含まれる成長因子が肌の自己再生能力を高めて、数ヵ月かけてコラーゲンなどを生成すると言われています。ただ、これが思ったように成長してくれればいいのですが、必ずしもそうとは限らない。医師の技術にもよりますが成長しすぎてしまい皮膚が凹凸になってしまった例を僕は診てきました。ヒアルロン酸のように分解できないので、ステロイドを使って少しずつ長期に渡り消していくしかないケースもあります。そう言った意味では、小ジワやハリのレベルには有効かもしれませんが、皮膚の痩せこけにボリュームをだす注入方法には向かないです。

前田確かに「将来的に上手く育ってくれるだろう」ことを前提に注入していますが上手く育たなかったら大変なことになるんですものね。注入時にコントロールが一切効かないわけだし、デザインすることも難しい。

高見ヒアルロン酸よりも優れた素材が出てきたら、いつでもそちらに移行する準備はありますが、安全性があり、かつ入れたら「すぐに結果が出て」、さらに気に入らなければ「分解もできる」という使いやすい素材はヒアルロン酸を置いて現状ほかにはありませんよ。とりあえず、現時点ではコントロールができ、デザイン性の高い注入が行え、施術直後から効果が実感できるヒアルロン酸がベストだと思っています。

前田よく理解できました!(笑)さらにそのヒアルロン酸の注入剤を十数種類も用意していると聞いたんですが。それも院長のこだわりのひとつなんですよね?

高見はい。それもすべて、患者様の状態に合わせて最も美しい、適切なデザインを緻密につくりあげるためなんです。種類によって硬さが違うので、適材を適所に入れるためにはどうしても種類を用意するのは必要なこと。ちなみにヒアルロン酸には使用期限があるので複数の種類を常備するのは経営上リスクがありますが、うちではすべて施術時に患者さんの目の前で1本1本新品を開封して使うようにしています。

前田すごい!今ヒアルロン酸注入の治療価格自体がかなり下がっていますが、安いところには安いなりのウラがあるんですよね、やっぱり。タカミクリニックはヒアルロン酸1本の値段は決して安くはないですが、クオリティコントロールもしっかりなされているという点でも安心して受けられます。

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