毛穴は本当になくなるの？
毛穴レスな肌を目指す方法

ほっぺ（頬）の開き毛穴を
なくす方法

ほっぺ（頬）の毛穴の開きが目立ってしまう主な原因は、肌の乾燥とハリ不足です。肌が乾燥すると、水分量の低下によって毛穴周りが凹み、毛穴が開いたように見えます。毛穴がしずく型になっている方は、ハリ不足によって肌がたるんでいる可能性が高いでしょう。

乾燥とハリ不足を改善するためには、生活習慣や食生活の見直しをおこない、正しいスキンケアをおこなうことが大切です。皮膚をつくるのに必要なタンパク質や、ターンオーバーを促進するビタミン類を摂取するように意識したり、サプリメントを取り入れましょう。

年齢を重ねて肌のハリが気になる方は、スキンケアにビタミンCやレチノールを取り入れると良いでしょう。ビタミンCとレチノールには、コラーゲンの生成を促す働きがあります。

鼻の黒ずみ毛穴をなくす方法

鼻の黒ずみが目立つ主な原因は、角栓の黒ずみが考えられます。鼻は、過剰に分泌された皮脂が古い角質と混ざってできる「角栓」ができやすい部位で、この角栓を放置してしまい、酸化して黒ずむケースがよく見受けられます。鼻の黒ずみ毛穴を改善するためには、日頃から正しい方法で洗顔をおこなって、角栓ができるのを予防にすることが肝要です。

洗顔料は、洗浄力が強すぎないものを選びましょう。肌の保湿に必要な皮脂まで奪ってしまうような洗浄力が強い洗顔料を使うと、乾燥した肌を守ろうとして、余計に皮脂の分泌量が増えてしまいます。適度な洗浄力の洗顔料で、毛穴に詰まった汚れや皮脂を取り除いてください。

洗顔するときは、ゴシゴシ擦って摩擦を与えないように気をつけます。定期的に角質ケアをおこなうのもおすすめです。マイルドなピーリング剤を使用して古い角質を取り除くことで、新陳代謝を促して毛穴を目立ちにくくできます。

鼻や頬の産毛が生えている
毛穴をなくす方法

角栓を取り除いても毛穴の黒ずみが改善されない場合は、「産毛毛穴」の可能性もあります。毛穴に生えている産毛によって毛穴が黒ずんで見える状態で、太い毛が生えやすい鼻のキワや頬などに見られます。
産毛毛穴を改善しようとして自分で産毛を剃ってしまうと、産毛の断面がポツポツと黒く見えて、余計に毛穴の黒ずみが目立ってしまうので気をつけましょう。

角栓が詰まった毛穴とは違い、産毛毛穴はザラザラとした感触がありません。よく見ると毛穴から産毛が出ているのを確認できることもありますが、自分で産毛毛穴かどうかを正しく判断することは簡単ではありません。

そのため、角栓を取り除いても毛穴に黒ずみが目立つ場合は、医師に相談して毛穴の状態をチェックしてもらうのがベストです。産毛毛穴はどれだけ丁寧なスキンケアをおこなっても改善はできません。目立たなくしたい場合は、産毛そのものを取り除く医療脱毛などの治療をおこなう必要があります。

鼻や頬のクレーター毛穴を
なくす方法

「クレーター毛穴」は、ニキビなどの炎症が真皮層まで達して皮膚組織がダメージを受けることによって形成されます。一見毛穴の開きに見えることもありますが、毛穴のトラブルというよりも、ニキビ跡の凹みのトラブルです。肌が凸凹した状態になりメイクでもなかなか隠せないため、クレーター毛穴はとても厄介な毛穴トラブルです。

クレーター毛穴が自然に治ることはまずありません。スキンケアだけで治すことはほぼ不可能でしょう。クレーター毛穴を改善したい場合は、クリニックでニキビ跡治療を受けるのが一番の近道です。

レーザー治療

毛穴の改善に効くレーザー治療としてよく知られているのが、フラクショナルレーザーです。フラクショナルレーザーは、肌表面にごく微細なマイクロレーザービームを点状照射することで、熱エネルギーを真皮まで届かせ、コラーゲンやエラスチンの再構築を促します。

頬周辺によく見られる開き毛穴やたるみ毛穴は、肌の乾燥や加齢による毛穴の広がりが主な原因です。そのため、フラクショナルレーザー治療と合わせてしっかりと保湿ケアもおこないましょう。

フラクショナルレーザー治療を1回おこなうことで肌の10％～20％を入れ替えることができると言われているため、最低5回以上は継続して治療をおこなう必要があります。

レーザー脱毛

レーザー脱毛とは、黒い色素に吸収されやすい性質をもったレーザーを照射することで、毛根を破壊して毛が成長しないようにする治療のことです。産毛毛穴が気になる方は、レーザー脱毛で産毛を取り除いてあげると目立たなくできます。

産毛によって毛穴が目立っている方は意外と少なくありません。角栓を取り除いても毛穴の黒ずみが気になる場合は、産毛毛穴も疑ってみましょう。レーザー脱毛は顔の場合、1ヵ月に1回の頻度で何度か照射を繰り返します。1回で効果を感じることもありますが、複数回の治療が必要になることが基本です。

なお、日焼けしている方は火傷のリスクがあるため照射できません。肌が弱い方でも照射はできますが、心配な方は事前に医師へ相談するようにしてください。

ピーリング

ピーリングとは、専用の薬剤を肌に浸透させ、剥がれ落ちずに肌の表面に残っている古い角質を取り除くことで肌再生を促す施術です。

薬剤によっては、古い角質を除去するだけでなく、線維芽細胞を活性化して肌細胞の再生を促しコラーゲンの分泌量を増やしたり、美白作用をもたらすものもあります。薬剤がもたらすさまざまな作用によって、毛穴の詰まりや黒ずみ、開きやたるみなどさまざまな悩みに対応できます。

どの薬剤を使用して治療をおこなうかによって期待できる効果が変わりますので、肌悩みあった薬剤を医師に診断してもらい治療を受けましょう。

角栓除去

角栓除去とは、クレンジングや洗顔では落としきれない毛穴に詰まった角栓を取り除く治療です。
スクラブ洗顔などで角栓を除去しようとすると、肌を強く擦ることになるため、大きなダメージを与えてしまいますが、クリニックでおこなっている角栓除去の施術なら、無理な負担をかけることなく丁寧に角栓を取り除くことができます。角栓をやわらかくして浮かせる専用の溶剤を塗布してからスチーマーで温めた後、吸引管を使って除去するため、肌に負担をかけにくいのです。

導入治療やフラクショナルレーザーなどを受ける前のお手入れとして事前に受けることで、治療効果を高めて、より毛穴が目立ちにくい肌へと導くこともできます。

ダーマペン

ダーマペンとは、極細の針を使って肉眼では見えないほど小さな穴を肌の表面につくり、創傷治癒力を利用して肌の再生を促す治療です。傷を治そうとする肌の力を利用し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進したり、ターンオーバーを促したりすることで、毛穴の開きやたるみを改善します。

ダーマペンと組み合わせる製剤には、毛穴の黒ずみの原因となるメラニン色素の排出を促す働きがあるものや、肌のハリや弾力を強化するものがあり、毛穴の黒ずみや開き、たるみの改善にも効果的です。

新機種であるダーマペン4は、ペン型で先端が小さいため、目元や鼻のキワなど細かい部分までしっかり施術をおこなえます。開き毛穴やたるみ毛穴を改善したい場合は、ダーマペンの針が真皮層まで届くようにし、成長因子を含む製剤と併用して施術を受けるのがおすすめです。