まずは知ってほしい毛穴のコト

目立つ毛穴を引き締める
スキンケア方法や
選び方を知ろう!

目立つ毛穴を引き締めるスキンケア方法や選び方を知ろう!

しっかりとスキンケアをしているつもりでも、間違ったケアをしていれば、毛穴トラブルを悪化させてしまいます。目立つ毛穴を引き締めるには、自分の肌に合わせたスキンケアをおこないましょう。
肌質を変えることは簡単ではありませんが、スキンケア方法や毛穴目立ちに効果的なスキンケア用品の選び方を知ることで、毛穴トラブルで悩まない美肌を目指すことができます。

美容皮膚科医タカミクリニック副院長の
山屋 雅美医師が監修しています。

毛穴の開き、汚れ、黒ずみなどあらゆる毛穴悩みを根本から改善するタカミクリニックの毛穴治療 毛穴の開き、汚れ、黒ずみなどあらゆる毛穴悩みを根本から改善するタカミクリニックの毛穴治療

目立つ毛穴を引き締める
スキンケア方法とは

目立つ毛穴を引き締めるスキンケア方法とは

毛穴の開きや黒ずみなど、毛穴目立ちに悩みを抱えている方は、皮脂や汚れを取り去るケアばかりを徹底しがちです。過度なスクラブケア、拭き取りタイプの化粧水、皮脂を落とすための過度な洗顔など、肌の擦りすぎや皮脂を取りすぎるケアによって、バリア機能の低下や肌の乾燥を招き、余計に毛穴目立ちを悪化させていることがあります。

毛穴を引き締め、毛穴の目立ちを解消するためには、スペシャルケアを取り入れるよりも、まずは物理的な刺激を避け、肌のバリア機能を整えるケアを心掛けましょう。

毎日のスキンケアで
意識すること
  • クレンジングや洗顔は時間をかけて肌を擦って洗わない
  • 摩擦により肌に過度の負担がかかるケアはおこなわない
  • 化粧水と保護アイテムを併用してきちんと保湿をする
  • 高濃度のビタミンC誘導体を使う
  • 角質ケアのアイテムを取り入れる
  • 男女問わず、1年を通して日焼け止めを使用する

スキンケアで心掛けること①クレンジング・洗顔の摩擦に注意

クレンジングは1分以内、洗顔は30秒以内に終わらせるのが理想です。時間をかけて肌を擦ってしまうと、摩擦から肌を守ろうと防衛反応が働き、角質が厚くなって毛穴を詰まらせる原因になるので、注意が必要です。
落とすケアは思っている以上に肌に摩擦を与えやすいので、洗顔ブラシやスクラブ入りの洗顔料、拭き取りタイプのクレンジングなど、使用方法によっては肌に過度な刺激を与える可能性があるアイテムを避けると安心です。

スキンケアで心掛けること②きちんと保湿をおこなう

毛穴の開きの原因となる過剰な皮脂の分泌は、肌の乾燥によっても起こります。化粧水だけで保湿を終わらせずに、ゲルや乳液などの適度な油分の保護アイテムを併用して、しっかりと保湿をするようにしましょう。化粧水だけ、クリームだけ、オイルだけなどの保湿ケアはおこなわないように注意しましょう。

スキンケアで心掛けること③ビタミンC配合アイテムを
取り入れる

基礎化粧品には、高濃度のビタミンC誘導体や保湿効果の高い成分を取り入れましょう。高濃度のビタミンC誘導体は、メラニン色素の生成や皮脂分泌量を抑えるのに効果的です。メラニン色素の蓄積によって起こる黒ずみ毛穴や、過剰な皮脂が原因で起こる開き毛穴を予防できます。
セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などで肌にうるおいを与えることも大切です。ただし、拭き取りタイプの化粧水は肌に摩擦を与えてしまうため、避けるようにしてください。

スキンケアで心掛けること④角質ケアで毛穴詰まりを予防

より毛穴に対して効果的なケアをおこないたい場合は、角質ケアアイテムの使用がおすすめです。スクラブやゴマージュなど物理的な刺激を与えるアイテムは、肌の負担になるので、塗るだけで毛穴に浸透することができるアイテムを取り入れ、ターンオーバーの正常化を促すと、毛穴が詰まりにくくなります。

スキンケアで心掛けること⑤1年を通して紫外線対策

紫外線は肌を乾燥させたり、皮脂を酸化させることで、毛穴トラブルを引き起こすだけでなく、肌老化の原因となるので、日焼け止めの使用も忘れないようにしましょう。

毛穴の悩みに効果的な
スキンケアアイテムは
どのように選ぶ?

毛穴の悩みに効果的なスキンケアアイテムはどのように選ぶ?

毛穴の悩みに効果的なスキンケアアイテムを選ぶには、「肌質に合ったスキンケアをおこなうこと」、「皮脂を落としすぎないクレンジングや洗顔料を選ぶこと」、「毛穴の引き締めに効果がある有効成分を用いること」が大切です。

特に、「肌質に合ったスキンケアをおこなうこと」は毛穴ケアの基本となります。自分の肌質を正しく理解し、適切なスキンケアをおこなうようにしましょう。また、毛穴に有効とされている美容成分を積極的に取り入れるのもおすすめです。

自分の肌質や毛穴悩みに合った
スキンケアアイテムを選定する

まずは、自分の肌質を理解しましょう。

肌質のタイプ
・乾燥肌
水分量と皮脂量の両方が少ない
・脂性肌
水分量と皮脂量の両方が多い
・混合肌
水分量と皮脂量のバランスが顔の部位によって異なる
・普通肌
水分量と皮脂量のバランスが取れている

自分の肌質を脂性肌と思い込んでいたのに、実は肌の乾燥を補うために皮脂が過剰分泌されていた、というケースも少なくありません。このように皮脂量が多くても、実は乾燥肌でインナードライの状態になっている可能性もあります。

毛穴トラブルを抱える方は、皮脂量が多いので、さっぱりとした使用感のアイテムでスキンケアをしている方が多いのですが、これでは肌の乾燥を改善させることができません。肌にテカリがあり、さらにゴワつき感もある場合は、脂性肌ではなく乾燥肌の可能性が高いことが考えられます。

自分の肌がどのタイプなのかを正しく理解し、水分と油分のどちらを補うべきなのかを把握しましょう。自己判断が難しい場合は美容皮膚科の医師など、専門家に相談することをおすすめします。

皮脂の落とし過ぎを避ける

皮脂の落とし過ぎはかえって毛穴を目立たせてしまうので避けましょう。

皮脂は天然の保湿剤

肌の表面は自らの皮脂で保護されており、紫外線などの外的刺激から肌内部を守ると同時に、肌内部の水分蒸発を防ぐ役割を持っています。このため、皮脂を取りすぎると肌が乾燥し、肌をうるおわせるために皮脂の分泌が過剰になることで、毛穴の開きや詰まりを招き、毛穴を目立たせる原因となります。

皮脂は天然の保湿剤

余分な皮脂のみを落とし、適度に皮脂を残した状態にすることが大切です。

肌に優しいクレンジング方法

毛穴目立ちをケアしたい方は、オイルクレンジングの使用は避けるようにしてください。オイルクレンジングは皮脂を取り除く効果が強く、肌を乾燥させてしまう恐れがあります。おすすめは、ジェルクレンジングです。ジェルクレンジングはメイク汚れをしっかり落としつつ、肌の保湿に必要な皮脂は適度に残してくれます。

ダブル洗顔で汚れを落とす

クレンジング後は、洗顔も欠かさずおこないましょう。しっかり泡立てた洗顔料でダブル洗顔をすることで、毛穴の中の汚れが落ちやすくなります。

毛穴の引き締めに効果的な
有効成分を用いる

スキンケアアイテムを選ぶ際には、毛穴の目立ちを軽減し、肌のうるおいや弾力を向上させる成分を意識すると良いです。これにより、土台から肌を整える効果が期待できます。

毛穴の引き締めに有効な成分①
ビタミンC誘導体

肌の弾力を保つ働きをしているコラーゲンの生成を促進する成分です。抗酸化作用もあるため、黒ずみ毛穴のケアにも適しています。皮脂の分泌を抑制したり、メラニン色素の生成を阻害したりする効果もあることから、総合的に毛穴に働きかけることができます。

毛穴の引き締めに有効な成分②
レチノール(ビタミンA)

真皮にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進します。コラーゲンは、肌のハリを支える土台となる成分です。肌をふっくらさせて毛穴を目立たなくします。

毛穴の引き締めに有効な成分③
ナイアシンアミド(ビタミンB3)

皮膚のバリア機能を強化する成分です。また、保湿力も向上させることで肌にハリを与えます。

毛穴の引き締めに有効な成分④
グリシルグリシン

毛穴が開く原因の一つと言われる、不飽和脂肪酸による炎症を食い止める成分です。毛穴が目立つ方では、皮脂に含まれる不飽和脂肪酸の比率が高いことが分かっています。

毛穴目立ちに効果的な
基礎化粧品について

毛穴目立ちに効果的な基礎化粧品について

毛穴の目立ちを効果的にケアしていくためには、自分の肌質に合ったスキンケアをおこなうことがとても重要です。
そのために、まずは自分の肌質を正しく理解したうえで、毛穴の種類に応じた有効成分を普段のお手入れに取り入れましょう。

毛穴の悩みにおすすめな
スキンケアの有効成分

毛穴には、「開き毛穴」「黒ずみ毛穴」「詰まり毛穴」などいくつか種類があります。スキンケアで毛穴を改善したい場合は、毛穴の種類に応じた有効成分を取り入れることが大切です。

開き毛穴に効果的な成分

開き毛穴は、主に皮脂の過剰な分泌が原因です。皮脂がどんどん分泌されて毛穴が押し広げられ、目立つようになるだけでなく、皮脂に含まれる不飽和脂肪酸が炎症を引き起こすことで、すり鉢状に毛穴が広がってしまいます。過剰な皮脂以外の原因としては、肌のハリや弾力の低下があります。
開き毛穴を改善するためには、皮脂を抑えたり、うるおいを与えたり、ハリを出したり、炎症を抑える成分が効果的です。

  • ・ビタミンC誘導体
  • ・ヒアルロン酸
  • ・セラミド
  • ・ナイアシンアミド
  • ・レチノール(ビタミンA)
  • ・グリシルグリシン

黒ずみ毛穴に効果的な成分

黒ずみ毛穴は、毛穴に詰まった角栓が酸化したり、毛穴周りにメラニン色素が沈着したりすることで、毛穴が黒く目立って見える毛穴の悩みの一つです。ピーリング作用のあるグリコール酸やサリチル酸、メラニン色素に働きかけるビタミンC、ターンオーバーを整えるアミノ酸などの成分が効果的です。

  • ・グリコール酸
  • ・サリチル酸
  • ・ビタミンC誘導体
  • ・アミノ酸

詰まり毛穴に効果的な成分

角質肥厚などにより、皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴から排出されにくくなり、毛穴の中で角質と混ざって角栓になることで、詰まり毛穴ができやすくなります。詰まり毛穴には、毛穴の塞がりの原因となる角質肥厚を予防改善するピーリング作用のある成分と、皮脂の分泌を抑える成分や皮脂を取り除く成分などが効果的です。

  • ・レチノール(ビタミンA)
  • ・グリコール酸
  • ・サルチル酸
  • ・ビタミンC誘導体
  • ・酵素

毛穴目立ちに効果的な
化粧水の選び方

毛穴目立ちに効果的な化粧水の選び方

毛穴目立ちに効果的なスキンケアの土台となるのが化粧水です。化粧水の選び方で毛穴の状態が大きく変わると言っても過言ではありません。

乾燥肌におすすめの化粧水

乾燥肌の方は、油分と水分の両方の不足により肌のバリア機能が低下し、肌内部の水分が逃げやすい状態になっています。水分と油分が不足することで、毛穴周りの皮膚がしぼんだようになり、毛穴が目立ちやすくなっています。

乾燥肌を改善し、肌をふっくらさせて毛穴を目立ちにくくするためには、ヒアルロン酸やコラーゲン、グリセリンなど保湿効果の高い成分や、肌の水分保持に関わる細胞間脂質の主成分セラミドを補い、肌の内側からしっかりと保湿をしてバリア機能回復、水分保持機能をアップさせましょう。

ひどく肌が乾燥している方は、医薬品としてドラッグストアなどで販売されているヘパリン類似物質が配合されている化粧品の使用を検討してみるのもおすすめです。

乾燥肌の方は、化粧水の塗り方にも注意をしましょう。コットンの摩擦は肌を刺激するため使用せずに、ハンドプレスで化粧水をしっかり浸透させましょう。また、塗りムラのないよう2回~3回たっぷり重ねづけすることも効果的です。

肌の乾燥が進むと、水分不足を補おうと皮脂の分泌量が増え、毛穴が開いたり、詰まりの原因になるため、乾燥肌の方は特に保湿ケアを注意深くおこなう必要があります。

脂性肌におすすめの化粧水

脂性肌の方は皮脂が多く、肌の表面がテカり、ベタついていることから保湿されていると思い込み、化粧水を使っていないという方も見られますが、まったく保湿をしないのはかえって逆効果です。皮脂の量が余計に増えて毛穴が目立ちやすくなってしまいます。

とはいえ、グリセリンなど粘度が高い保湿成分を配合した化粧水を使うと、ベタつきが増してニキビや吹き出物ができる原因となるので避けたいところです。皮脂の分泌を抑える効果のある成分であるビタミンC誘導体が配合され、角質層にしっかりとうるおいを浸透できるタイプの化粧水を使いましょう。
さっぱりとしたテクスチャーを選ぶと、肌のベタつきも気にならないので、使用感も考えて化粧水を選んでみてください。

脂性肌用の化粧水の中には、さっぱり感を出すためにアルコールを配合したものがあります。スーっとする使用感なので、化粧水がしっかりと浸透されているように感じるかもしれません。しかし、これはアルコールが揮発しているだけで、実際には美容成分が浸透していない製品も存在します。

混合肌におすすめの化粧水

混合肌は、鼻や額などのTゾーンはベタつくのに、頬やフェイスラインのUゾーンは乾燥するなど、顔の部位によって水分量と皮脂量のバランスが異なっている肌状態です。一見すると皮脂が多いように見える部位でも、実は肌は乾燥しており、乾燥を補うために皮脂が多く分泌されていることがあります。
そのため、混合肌の方は保湿力の高い化粧水を使用して、化粧水の後に使用する保護アイテムで部位ごとに使い分けをして、補う油分の量を調整するようにしましょう。

どの化粧水が自分に合っているのか迷った場合は、「混合肌用」や「乾燥肌用」と書かれた化粧水を選んでみてください。特に乾燥が気になる部分がある場合は、化粧水を丁寧に重ねづけしましょう。しっかりと保湿をおこなうことで、肌全体に水分を行き渡らせてバランスを整えることができます。

毛穴目立ちに効果的な
美容液の選び方

毛穴目立ちに効果的な美容液の選び方

美容液は、化粧水やクリームなどの基礎化粧品だけでは補えない美容成分を補給するためのアイテムです。

乾燥肌におすすめの美容液

乾燥肌の方は、保湿重視の美容液を選ぶことが大切です。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが配合された美容液を選びましょう。

特におすすめなのが、セラミドです。肌の健康や水分保持を維持するためには、バリア機能を正常に保つ必要があります。このバリア機能と大きく関わっているのがセラミドです。バリア機能と深い関係がある細胞間脂質の約半分をセラミドが占めています。つまり、肌の健康とうるおいを守るためにはセラミドが必要不可欠なのです。

また、セラミドには肌にうるおいを与えてキメを整える働きもあります。そのため、乾燥による毛穴の目立ちをケアするのに効果的です。

脂性肌におすすめの美容液

脂性肌の方は皮脂の分泌が多い状態のため、皮脂の量をコントロールすることが大切です。そのため、皮脂の分泌に働きかける成分が配合された美容液を選ぶようにしましょう。おすすめなのは、アスコルビン酸ナトリウム(APS)などの水溶性ビタミンC誘導体が配合された美容液です。

ビタミンCは美容成分として有名ですが、不安定で壊れやすくそのままではあまり浸透しません。そこで、より肌に浸透しやすいように改良されたのがビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑制する働きがあります。過剰な皮脂は毛穴の開きや詰まり、黒ずみの原因となるため、肌が乾燥しない程度に抑制してあげることが大切です。ビタミンC誘導体は、コラーゲンの生成を助けて肌にハリをもたらし、毛穴を引き締める効果や、美白効果によりメラニンが原因となる毛穴の黒ずみを予防・改善することができ、さまざまな毛穴のお悩みに対して効果が期待できます。

混合肌におすすめの美容液

混合肌の方は、乾燥対策に強い美容液の使用がおすすめです。ヒアルロン酸やセラミドなどが配合された美容液を選ぶと良いでしょう。しっかりと乾燥対策をすることで、肌のターンオーバーを正常に保ち、毛穴の詰まりやキメの乱れを未然に防ぐことができます。過剰な皮脂分泌も抑制できます。

ヒアルロン酸は、肌の奥にある真皮に多く含まれる成分です。肌のハリの土台をつくるコラーゲンと、コラーゲン同士をつないでいるエラスチンの周りを埋めるように存在しています。優れた水分保持効果をもつことから、肌の乾燥対策によく用いられています。

セラミドはバリア機能を維持するために必要な成分です。セラミドで満たされた肌はバリア機能がしっかりと働き、うるおいで満たされキメが整っています。肌の乾燥以外にも悩みがある方は、美白成分やエイジングケア成分などが配合されているかも確認しましょう。

毛穴目立ちに効果的な
乳液の選び方

毛穴目立ちに効果的な乳液の選び方

乳液は、油分と水分の両方をバランスよく含んだ保護アイテムです。

乾燥肌におすすめの乳液

乾燥肌の方は、とにかく保湿効果が高い乳液を選ぶようにしましょう。「乾燥がひどい方は乳液の後にクリームを使うように」と言われることもありますが、クリームは目元など特に乾燥が気になるところに部分的に使う程度で問題ありません。油分の多いクリームは、毛穴詰まりの原因になることもあります。そのため、毛穴が気になっている方に関しては、乳液のみの使用がおすすめです。

乳液は、化粧水で十分に保湿して美容液を馴染ませた後に使用します。乳液には油分が含まれているので、化粧水や美容液の成分が蒸発しないように蓋をしてくれるのです。

乾燥肌の方には、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸やホホバオイル、グリセリンなどの保湿成分が配合された乳液が向いています。乾燥が気になる部分は、念入りに乳液を重ねづけしてください。このとき、コットンは使用せず、手で肌を擦らないように、優しく馴染ませることが大切です。

脂性肌におすすめの乳液

脂性肌の方も、肌の水分が蒸発するのを防ぐために乳液を使うようにしましょう。ベタつくからといって乳液を使わず、化粧水や美容液だけでスキンケアを済ませるのはNGです。洗顔後は、どうしても肌を保護している皮脂まで洗い流されてしまいます。そのため、失われた皮脂を乳液で補う必要があるのです。

しかし、「脂性肌の方が乳液を使うと余計にベタつきがひどくなるのでは?」と思っている方もいるでしょう。実は、乳液を使わないほうがベタつきがひどくなる可能性があります。これは、肌が乾燥して余計に皮脂の分泌が盛んになるためです。

ベタつきが気になる方は、水分と油分のバランスが取れている油分が少ないゲルタイプの乳液や、さっぱりタイプの軽いテクスチャーの乳液を選ぶと良いでしょう。

混合肌におすすめの乳液

混合肌の方は、Tゾーンのベタつきが気になり、乳液を省くなどさっぱりとした保湿ケアによって、肌の乾燥を招き、バリア機能が低下しているケースがよくあります。そのため、バリア機能を整える働きがある乳液の使用がおすすめです。
セラミドやナイアシンアミドなどが含まれた乳液を使うことで、バリア機能を整え刺激や摩擦、乾燥などにさらされても、ゆらぎにくい肌の土台づくりができます。セラミドは、細胞同士の隙間を埋めている細胞間脂質の主成分として知られています。細胞間脂質がきれいに整列することでバリア機能を発揮することから、セラミドは肌の健康維持に欠かせない成分です。

ナイアシンアミドには、セラミドなどの細胞間脂質の産生を促す効果があります。角質層をセラミドで満たし、バリア機能がしっかり働くようにサポートしてくれます。

さらに、混合肌の方は、顔の部位によって皮脂量が異なるため、適度な油分を補う必要があります。油分は少なめのゲルタイプの乳液をベースに、乾燥している部位には保湿効果の高い乳液の重ねづけをするなど、補う油分の量を乳液で調整するようにしましょう。

毛穴目立ちの解消を目指すには、
自分の肌質に適した
スキンケアアイテムを利用しよう

毛穴を引き締め、毛穴の目立ちを解消するためのスキンケア方法について詳しく紹介しました。毛穴を目立ちにくくするためには、肌質に合うスキンケアを続けることが重要です。まずは自分の肌質を理解し、どのような成分が向いているのかを把握するところからはじめてみましょう。

乾燥肌の方は油分と水分の両方を補うスキンケアをおこないます。脂性肌の方は、油分の与えすぎに注意して保湿をおこなうようにしてください。混合肌の方は、顔の部位によって補う油分の調整をおこなうことが大切です。

自分の肌質が分からないときは、美容皮膚科の医師に相談しましょう。毛穴対策に効果的なスキンケアの方法が分からない方も一度相談してみるのがおすすめです。

毛穴は、間違ったスキンケアを続けているとすぐに悪化してしまいます。普段おこなっているスキンケアが逆効果だったり効果が薄かったりすることもあるため、積極的にプロの指導を活用しましょう。

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