あなたの毛穴悩みはどのタイプ?

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)

解消するには?原因・ケア
対策・
治し方を知ろう!

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)を解消するには?原因・ケア対策・治し方を知ろう!

通常のスキンケアだけでは、毛穴の詰まりを解消するのは難しいと思っている方も多いのでは?実は、ケアのポイントを押さえて対策することで、毛穴の詰まりを解消でき、予防効果も期待することができます。
毛穴の詰まりが解消できると、肌のざらつきが減るため、原因や対策を知って、毛穴詰まりの少ないキレイな肌を目指しましょう。

美容皮膚科医タカミクリニック副院長の
山屋 雅美医師が監修しています。

毛穴の開き、汚れ、黒ずみなどあらゆる毛穴悩みを根本から改善するタカミクリニックの毛穴治療 毛穴の開き、汚れ、黒ずみなどあらゆる毛穴悩みを根本から改善するタカミクリニックの毛穴治療

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)の
状態と特徴とは?

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)の状態と特徴とは?

毛穴の詰まりとは、毛穴に角栓が詰まって栓をしたような状態を指し、「詰まり毛穴」とも呼ばれています。角栓は毛穴に溜まった皮脂が古い角質と混ざり合い硬くなったもので、できた直後は白っぽい色をしていますが、時間が経つとタンパク質や脂質が酸化して黒くなり、ポツポツと目立つようになります。角栓が少しずつ大きくなって毛穴よりも突き出てくると、肌を触ったときザラザラします。

「詰まり毛穴」で
よくあるお悩み
  • 鼻や小鼻、顎を触るとざらつきが気になる
  • ポツポツとした白や黒の点が目立つ
  • 肌のテカリやベタつきが気になる
  • Tゾーンがテカリやすい
  • 鼻周りの毛穴が目立つ
  • 肌表面がザラザラしている

毛穴の詰まりは、皮脂分泌が多い部位に起こりやすいのですが、スキンケアの方法によっても毛穴の詰まりを誘発していることがあります。
間違ったクレンジングや油分の多いアイテムなど、肌質に適していないスキンケアをおこなっている方は、知らず知らずのうちに角栓をつくってしまっている可能性があります。また、肌の弾力が低下している場合など、毛穴の詰まりと同時に毛穴の開きも相まって、毛穴が一層目立ってしまうケースもあります。

「白い毛穴の詰まり」と
「黒い毛穴の詰まり」の
違いが起こる原因

「白い毛穴の詰まり」と「黒い毛穴の詰まり」の違いが起こる原因

毛穴の詰まりをよく見てみると白っぽい詰まりと黒っぽい詰まりがありますが、詰まっているものはどちらも同じ角栓です。角栓とは、皮脂が古い角質と混ざってできた塊です。

白いタイプの毛穴の詰まりは白色の角栓が詰まっている状態です。角栓ができて比較的間もないうちは角栓の色は白色をしています。

黒いタイプの毛穴の詰まりは、黒ずんだ角栓が毛穴に詰まっている状態です。黒ずんだ角栓は、角栓が形成後しばらく放置され、白い角栓が酸化によって黒く変色したものです。黒い角栓は、特に、鼻や小鼻にできやすく、黒くなると洗顔や保湿だけでは改善しません。黒ずみが始まったら早めに対処する必要があります。

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)が
起こる原因

「白い毛穴の詰まり」と「黒い毛穴の詰まり」の違いが起こる原因

毛穴の詰まりが生じる原因はいくつかありますが、基本的には「過剰な皮脂分泌」が主な原因になります。毛穴を詰まらせているものの正体が角栓であることは既に説明しましたが、角栓ができる過程には「過剰な皮脂分泌」が大きく関わってくるからです。

通常は、皮脂腺から分泌された皮脂は毛穴を通って皮膚表面に排出されるのですが、皮脂の分泌量が多かったり、肌のターンオーバーの乱れなどによって角質肥厚が起こり毛穴が塞がれてしまっていると、皮脂が毛穴に溜まってしまいます。毛穴に溜まった皮脂が剥がれ落ちた角質(タンパク質)や毛穴に残った汚れと混ざりあうことで硬い角栓となって、毛穴を詰まらせてしまうのです。

このように、皮脂腺からの過剰な皮脂分泌だけでなく、メイクや日焼け止めなどの汚れが毛穴に残り、適切に落としきれないことも、毛穴詰まりの要因となります。

また、肌のターンオーバーの乱れも原因の一つ。不規則な生活習慣や肌に合わないスキンケア方法がこのターンオーバーの乱れを引き起こすことがあります。そのため、毛穴の詰まりは単一の原因だけでなく、複数の要因が複雑に絡み合って発生することを考慮する必要があります。

「詰まり毛穴」が
起こる主な原因
  • 皮脂が過剰に分泌されている
  • メイクや日焼け止めなどの汚れが落としきれていない
  • 不規則な生活習慣や間違ったスキンケアにより、肌のターンオーバーが乱れている

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)が
できる主な部位

詰まり毛穴は鼻や額などの皮脂が多い部位にできやすいですが、頬や顔全体、人によっては体にも発生します。部位ごとに異なる肌の状態や環境があり、それによって毛穴の詰まりが生じる原因も異なります。

部位ごとに毛穴の詰まりが生じる原因を理解し、効果的な対策ケアをおこないましょう。

詰まり毛穴ができる部位①鼻、小鼻

鼻、小鼻

皮脂分泌量が多いTゾーンの中でも、最も注意する部位は鼻の頭や小鼻です。鼻はテカリやベタつきが生じやすいことからも分かる通り、皮脂分泌が多い部位のため、角栓ができやすく詰まり毛穴になりやすい傾向があります。
特にホルモン分泌が増加する成長期や、ストレスなどによってホルモンバランスの乱れが生じる時期は、皮脂腺の活動が活発になることで皮脂の分泌量が増し、鼻をはじめとする皮脂腺の多いTゾーンに角栓詰まりが生じやすくなります。

誤ったスキンケアによっても、毛穴の詰まりを誘発します。例えば、皮脂が多い脂っぽい肌に、油分の多いクリームやオイル系の保湿アイテムを使用すると、油分が毛穴に残りやすくなって毛穴を詰まらせる要因になります。

また、メイクをしていないのに皮脂を取り去る目的でオイルクレンジングを使用したり、ベタつきをなくそうと洗浄力の強い洗顔料を使用すると、必要な皮脂まで洗い流され、肌が乾燥しやすくなります。乾燥すると、肌は自らを守るために皮脂の分泌を増やすので、結果として毛穴が詰まりやすくなる悪循環が生まれます。

詰まり毛穴ができる部位②

頬

頬も毛穴の詰まりが生じやすい部位です。頬の詰まり毛穴は、主に毛穴を埋める化粧品の日常的な使用や、落ちにくいファンデーションの使用が原因として挙げられます。

パテのように毛穴を埋めるメイク下地や、肌に密着するファンデーションは、毛穴に詰まりやすく、クレンジングで十分に落としきれないことがあります。また、ウォータープルーフの日焼け止めも、石鹸で落とせるタイプが増えてきましたが、通常の洗顔料では十分に落としきれない商品もまだ多く存在します。メイクや日焼け止めの洗い残しがあると、残った汚れが毛穴に詰まり毛穴を目立たせてしまうだけでなく、角栓をつくる原因にもなってしまいます。

正しいクレンジングや洗顔を怠ると、肌に密着した汚れを十分に落とせません。特にメイクなどの油溶性の汚れは、クレンジングでしっかりと溶かして洗い流すことが不可欠です。クレンジングの後、洗顔料を使用してダブル洗顔することで、古い角質(垢)なども取り除くことができ、毛穴に汚れが残りにくい洗顔ができます。メイクによる毛穴の詰まりは頬だけでなく、鼻や小鼻にも生じやすいので、注意が必要です。

詰まり毛穴ができる部位③顔全体

顔全体

顔全体に詰まり毛穴が生じている場合には、ターンオーバーの乱れが主な原因であることが多いです。ターンオーバーとは、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みのことを言います。表皮の基底層で生まれた肌細胞が徐々に肌表面に押し上げられ、古い角質は最後に垢となって剥がれ落ちます。

ターンオーバーのサイクルが乱れると、細胞の生まれ変わりが適切におこなわれず、剥がれるはずの古い角質が肌表面に残ってしまい、角質が厚くなって毛穴を塞ぎ、毛穴の詰まりを生じさせてしまいます。

不規則な生活や睡眠不足、栄養の偏った食事、運動不足、ストレスの蓄積など、不健康な生活習慣がターンオーバーのサイクルを乱す要因となります。また、肌の乾燥やスキンケア時の摩擦、毛穴詰まりを解消しようと肌をゴシゴシ擦ることなども、肌を傷つけバリア機能を損ないターンオーバーの乱れにつながります。結果として角栓をつくる原因となってしまい、Tゾーンの毛穴が詰まりやすくなる悪循環が生まれます。
生活習慣の改善とあわせて、肌を擦る、保湿不足など日々のスキンケア方法にも気をつけましょう。

脇や背中、脚の
毛穴の詰まりの原因とは?

脇や背中、脚のスネや太ももの毛穴がポツポツしている肌にも、詰まり毛穴が生じている可能性があります。顔の詰まり毛穴と同様に、皮脂や汚れが毛穴詰まりの原因となることもありますが、体の場合は、衣類による擦れやムダ毛処理による肌への刺激によって、角質が厚くなることも詰まり毛穴の原因の一つです。

体は詰まり毛穴だけでなく、メラニンの色素沈着や埋没毛によって毛穴が黒く見えていることもあります。

カミソリや毛抜きでムダ毛処理をすると、毛穴周りの皮膚を傷つけて炎症が生じ、メラニンの生成が促進されて、毛穴周りに色素沈着が生じます。また、ムダ毛処理の後に起こる埋没毛も、毛穴を黒く見せる原因の一つで、膝にできやすい傾向にあります。ムダ毛処理時は刺激を減らすように注意しましょう。

10代・20代で二の腕や太ももに小さなポツポツが出ている場合は、毛穴の周りの角質層が厚くなる「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」の可能性もあります。特に治療の必要はありませんが、気になる場合や原因がよく分からないときは医療機関を受診して医師に相談しましょう。

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)を
解消することはできる?

毛穴を詰まらせている角栓を取ると、一時的に毛穴の中がキレイになって、ポツポツやザラザラした感触もなくなります。しかし、何度角栓を取っても原因が続いている限り、新たな毛穴の詰まりは再発します。

毛穴の詰まりを本当に解消したい場合、詰まりの元となる角栓をつくらないことが極めて重要です。皮脂の分泌自体は生理現象なので止めることはできませんが、肌に合ったスキンケアをおこない、生活習慣を整えるなど、正しいケアを継続しましょう。詰まり毛穴が生じる要因を一つずつ解決していくことが角栓の予防につながり、詰まり毛穴の悩みも解消に向かっていくでしょう。

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)に
効果的なケア

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)に効果的なケア

ポイントを押さえて効果的なケアをおこなうことで、詰まり毛穴の解消を目指すことができ、再発も予防できます。また、単一のケアではなく、肌の外側からのアプローチと生活習慣で体の内側から肌を整える方法を組み合わせることがより効果的です。

スキンケアで意識すること①毛穴特化のケアを取り入れる

毛穴は想像以上に深く、一度汚れが詰まってしまうとそれを完全に取り除くことは難しいでしょう。

デリケートな肌質でなければ、いつものクレンジングと洗顔に加えて、1週間に1回程度は、クレイパックや酵素洗顔など毛穴に直接アプローチするアイテムを利用してみても良いでしょう。
ただし、古くなった角質や皮脂の詰まりが取れてすっきりする分、洗浄力が高く乾燥の原因にもなりえるということを忘れないでください。剥がすタイプの毛穴パックも手軽で人気がありますが、これは肌や毛穴に対して強い刺激があるため、おすすめできません。

ピーリングなどの肌表面の角質ケアも、毛穴の詰まり対策に非常に効果的です。古い角質が毛穴を塞ぐのを防ぎ、必要な皮脂が肌表面を覆ってくれるため、肌を刺激や乾燥から守る役割も果たします。ただし、過度なケアは肌に負担をかけ、逆効果となる場合もあるため、肌の状態に合わせて適切な頻度でおこなうことが重要です。

スキンケアで意識すること②洗顔後、すぐの保湿を徹底する

洗顔後の肌は非常に乾燥しやすい状態になります。肌が乾燥すると、皮脂の分泌が増えて毛穴が詰まりやすくなるため、洗顔後はできるだけ早く保湿をおこない、皮脂の過剰分泌を抑えましょう。

毛穴の詰まりにお悩みの方にとっての適切な保湿ケアは、まず化粧水で肌にうるおいを与え肌を引き締め、美容液で必要な成分を補い、最後に乳液で肌を保護してあげること。適度な水分・油分バランスで肌に必要なうるおいを与え、健康的な状態を保つことができます。

スキンケアで意識すること③ビタミンCケアを取り入れる

ビタミンCは、非常に有効な成分で、さまざまな毛穴トラブルに対抗するための頼りになる要素です。ビタミンCには皮脂の過剰な分泌を抑える効果があります。同時に、肌のターンオーバーを正常化させ肌の生まれ変わりを促したり、コラーゲンの生成を促して毛穴を引き締めるなど、毛穴の詰まりを防ぐ効果も期待できます。

また、強力な抗酸化作用やメラニン色素を無色化する還元作用もあります。角栓の酸化による黒ずみ毛穴を予防したり、色素沈着による黒ずみ毛穴にも効果的です。

ビタミンCとセラミドケアと組み合わせた保湿ケアができると、肌をしっかり保湿して過剰な皮脂の分泌を抑えることができます。さらに、肌のバリア機能も整って外的刺激に対して強くなり、毛穴の詰まりをはじめとするさまざまな毛穴トラブルを解消できます。

生活習慣で意識すること①充分な睡眠をとる

美容と健康のためには、質の高い睡眠が不可欠です。睡眠中は血液が全身に循環し、肌に必要な栄養が供給され、新陳代謝が促進されます。さらに、睡眠中には肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが多く分泌され、肌の健康を維持するために重要な働きを果たします。1日6時間〜7時間以上の睡眠をとることで肌の再生をサポートでき、毛穴が目立ちにくい美しい肌をつくることができるのです。

しかし、睡眠不足やストレスの蓄積によって成長ホルモンの分泌量が減ると、肌の再生がうまくできず、免疫力も低下してしまいます。また、睡眠不足はホルモンバランスを乱して、皮脂の過剰分泌を引き起こす可能性もあります。

不規則な生活や充分な睡眠時間が確保できない場合は、眠りの質を向上させるために工夫しましょう。寝る数時間前からはブルーライトを避け、スマートフォンやパソコンの使用を控えることが重要です。その時間を利用して、38℃~40℃の温かいお風呂にゆっくり浸かったり、ストレッチをおこなったりして心と体の緊張をほぐし、より良い眠りを促進するために行動しましょう。

生活習慣で意識すること②規則正しい生活を心掛ける

規則正しい生活とは、毎日同じ時間帯に起きて食事をとって活動し、湯船につかって決まった時間に寝る、といったように同じ生活リズムを続けることです。

生活のリズムが乱れると、寝つきが悪くなり睡眠の質が低下します。十分な熟睡ができないと疲れを感じやすく、ストレスによって自律神経に影響が出ることがあります。自律神経は皮脂の調整も担っており、ストレスが皮脂の過剰な分泌を促進する可能性もあります。

仕事の都合があって生活を変えることが難しいときには、ヨガやウォーキング、ジョギングなど軽い運動を取り入れてみましょう。気持ちが良いと感じる程度の運動は、セロトニンという幸せホルモンを分泌してくれます。適度に運動をすることで、リラックスやストレス解消ができます。

日光を浴びるだけでもセロトニンが分泌されるため、朝は太陽の光に当たるように意識してみるなど、できることからはじめてみましょう。

毛穴の詰まり(詰まり毛穴)を
徹底して改善したい方は
美容皮膚科に相談しよう

毛穴の詰まりの主な原因は角栓です。適切なスキンケアアイテムを選び、正しい方法で使うことで、自分でも効果的に毛穴の詰まりをケアできます。また、規則正しい生活を送ることで皮脂の過剰な分泌を抑え、毛穴の目立たない美しい肌を保つことができます。

長年にわたって毛穴の詰まりに悩んでいる方、毛穴の詰まりが黒く変色している方は、スキンケアだけで解消するのが難しい場合があります。毛穴の詰まりを放置すると、白ニキビを引き起こすこともあるため、早めに美容皮膚科で相談するのが良いでしょう。

美容皮膚科では、肌を傷つけずに角栓を除去する医療施術を受けられるだけでなく、専門の医師が肌診断をおこない、肌質や毛穴悩みに適したスキンケア指導やアイテム選びの提案もしてもらえます。医療の力を借りてみるのも、詰まり毛穴を改善する一つの方法です。

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